2006年08月12日

こころのこり@其の1

こころのこり@其の1
古都鎌倉、男と女で行くべきでないと聞いたことがある。でも時間がない。限られた少しの時間、私に時間を操ることが出来るなら、この世の全ての神々に感謝すると共に約束しよう。
いかなる試練にも応じることを...人恋しさに過去にしがみつき悩むなんて..人間なんて小さく、弱い生き物だから一時の優しさに全てを捧げることが出来るものなのかも知れない。
又、今日という日が、あなたを通して神が私に与えた最後の時間なのかも知れない。
過去を語るのは簡単だ、でもただ通り過ぎるだけの過去では生きてきた甲斐がない。
あまりにも悲しい。喜びを喜びと受け止め、其の喜びを語り合う人生に命を捧げたい。
私に気力を与えてくれた貴方のために、鎌倉の町を歩こう。幸せのページを、思い出の中に閉じ込めるために。
自分の過去から忘れられていたこの町にも、一度足を踏み入れれば、遥か遠くが見えてくる。
 参道のそばを車が通ることは覚えていないが、宮に近付くほど、道幅が狭くなっていて、宮までの距離感を惑わしていることも....人の世の儚さを幾年月と見つめてきた銀杏の大木にも、遠い昔が蘇ってくる。
この場所に忘れていた自分を取り戻してくれた、貴方といるのだ。 桜の咲く季節に、又この町に来てみたいと思うのは、優しい心の貴方に感謝するせめてものお礼の気持ちの表れかも知れない。
 ただ歩いているだけで心が和む。この温かさは何なんだろう。観世音菩薩の優しさにも似た雰囲気のある人だ。
私は祈った。この世の平和と、この人の幸せを、頭は少しより下げなかったが、ただひたしらに祈った。私に出来る少しばかりのお礼として。
 歴史は文化だ、ほんの少しの知識を前もって調べる時間があったなら、でも時間がない。止まれ、止まれ、この幸せな時間を止めて下さい。



Posted by zinzin at 08:36│Comments(4)
 
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